無尾翼の25クラスパイロン機『Rockheart』です。
Rockheartとはいたずらっ子という意味があります。
25JrクラスパイロンではOS25LAとENYA25が公認エンジンですが、パワーがあるのはENYA25です。
わたしはLAしか持っていなかったので、パワーで劣るエンジンでいかに早い飛行機を作るか考えたところ、無尾翼機に行きつきました。
抵抗の少ない無尾翼機でストレートスピードを少しでも稼ごう。
というわけで前例のない無尾翼パイロン機を製作しました。
主翼はスチロールコアに2ミリバルサプランク。
胴体は3ミリバルサを0.6ミリ航空べニアで補強。
重心位置に燃料タンクを置いて、最後まで安定して飛ばす作戦です。
なので必然的に胴体レイアウトが決まりました。
無尾翼ですが垂直尾翼がないとどこい行くかわからないので、全長の短い背の高い垂直尾翼を付けました。
主翼翼型はMH61をパイロンのレギュレーションに合わせてモデファイ。
ノーズのカウルは1リットルのペットボトルを型に合わせてヒートガンで熱して作りました。
サーボはエレボンに2サーボ。
エンコンに1サーボ。
バッテリーは300ミリのニッケル水素を使用しました。
これで全備重量は1030g。
レギュレーションの1150gにするのに大量のバラストが必要です。
フライトは見た目通りのヤンチャな飛びですが、ストレートは狙い通りよく走ります。
旋回性能は今一つで、ある程度大きめの旋回半径なら速度低下も少なくて速いラップを刻むことができます。
狙い通り、ENYA25搭載のパイロン機と同等の速度で飛びましたが、風が強いと旋回で機速が死にやすく、時々「バフッ」と言って気流が剥がれる音がします。
着陸は伸びずに落ちてきますが、D/Lの設定は独特です。
着陸で舵角をかなり増やさないと、着陸のコントロールができません。
着陸後はほぼ90%以上の確率ででんぐり返しに。
この期待を飛ばすと上下に暴れるので、ギャラリーは墜落を期待しますが、今まで80フライトくらいしますが墜落はありません。
着陸で風邪にあおられて転がったことは何度かあります。
空中衝突で相手を撃墜したことも!