Clancy Aviationの【Lazy Bee】を作成しました。
メーカーのClancy Aviationはすでに廃業しているようで、ネットで検索しても見つかりません。
Lazy Beeのキットはたまにヤフオクで出品されますが、かなりいい価格で取引されていて、落札することができませんでした。
Lazy BeeはYoutubeで多くの人が動画をアップしていますが、コミカルなスタイルとは裏腹に運動性もよさそうですし、落ち着いたフライトで癒されること間違いありません。
どうしても欲しくていた時、海外オークションのE-bayで図面を見つけました。
Lazy Beeの図面はいくつかあり、サイズも違うようです。
とりあえず48インチスパンの標準的な機体の図面を落札。
送料を含めると4400円ほどかかりましたが、原寸のカラー図やパーツ図も付属しています。
まずは厚紙にパーツ図を張り付けて型紙を作ります。
型紙ができたらシートバルサにボールペンで書き写して、ひたすら切り出します。
とはいえ、切り出すパーツは多くはありません。
面倒なのは、主翼翼端と尾翼周りの政策です。
まずは冶具を作って、1.5ミリバルサを3~4枚重ねて巻き付けます。
乾燥したらサイズに合わせて切り出せば、軽くて丈夫な翼端と尾翼が完成します。
掻くのは簡単ですが、これは結構面倒くさい作業です。
翼端の製作がネックで、キットの製作を断念した人も多いでしょう。
パーツができたら、まずは主翼の製作から。
メインスパーは3×3のヒノキで、サブとして 3×3のバルサを使って組み立てていきます。
リブの数も少なくてフラットボトムの翼形ですから、定番の上でササッっと組み立ててますが、ヒノキは瞬間との相性がよくないので、硬貨促進剤の併用が必要です。
翼端部は別に制作して、上反角に注意しながら中央部を接着。
全てのパーツを接着したら、チャッチャトサンディングすれば主翼が生地完成です。
完成した主翼が超軽量ですから、サンディングで壊さないように注意しましょう。
主翼ができたら胴体を作りましょう。
どちらが先でも、一緒に作ってもOKです。
胴体も3×3のヒノキと3×3のバルサを組んでいくスタイルです。
ところどころ1.5ミリのバルサパーツを接着しながら、左右の側板を組み上げます。
側板が完成したら、胴枠代わりの3×3のヒノキと3×3のバルサで胴体を組み上げます。
普通のラジコン飛行機のような胴枠がないので、初めての方には難しい作業かもしれませんが、私はピーナッツスケール機などフリーフライトのミニスケール機を作った経験があったので、比較的簡単に組み上げることができました。
なにせ以前は、1×1バルサで胴体を組み上げたこともあるので、3×3なら楽勝です。
胴体の骨組みが組みあがったら、ノーズ部分を接着して整形です。
この機体で唯一の胴枠がある部分ですが、15クラスのエンジンを搭載するなら、使用するマウントにあわせてサイズを作り直す必要があります。
Lazy Beeはエンジンサイズが049~15となっていますが、機体サイズは15でも大きすぎるサイズです。
私は電動仕様なので、キットの防火壁の大きさにぴったりのモーターを搭載しました。
電動仕様なので、ノーズに冷却用の穴をあけておきます。
テールには空気の排出口が必要なので忘れずに。
一番面倒なのがキャノピー周辺です。
主翼固定用のダウエルと、窓枠を現物合わせで接着していきます。
フロントキャノピーはマイラーフィルムとなっていますが、私は0.5ミリの塩ビ板で作りました。(現物合わせなので大変でした)
主翼はゴム止めでもいいのですが、私は5ミリのプラねじで固定しています。
最後に尾翼の製作です。
3ミリしかないのでフィルム貼りは要注意。
簡単に歪んでしまいます。
垂直尾翼はフライングラダー形式で、立体的に組み上げます。
テールスキッドはラダーに埋め込みます。
これでLazy Beeが生地完成しました。